三角山登頂！？

我が家の後ろには三角山という標高303メートルの山がある。

登頂じゃいうて別に山登りに行ったわけじゃないけんど、

先日近所のおんちゃんが、

「登記上ではあるけんど、現況でおまんくの山はないぜよ！」

と山師に言われてとんできた！

朝からわが家の家族と、山師やおんちゃんが、ワイワイと言っていたので

こりゃ山へ確認に登らないかん！ちゅうことで行くことに・・・

農道の行き詰めまでいって山道の入り口からはいった。

文旦畑が山の中腹まであるが、それから先は山道。

その山道も最近は山の手入れ刈りなんぞ、だれも行かんなったけ

雑木林状態じゃ。

しかし、植林の下は太陽の光が差し込まんき、

なんとか山道があるがよ。

過去に2度連れて行ってもらったこともあり、

前回の15年ばあ前に行ったときには、

近所の年よりも一緒じゃって、隣通し杭を打っちょった。

けんど全然記憶に御座いません。

途中竹林が見え始め、良く観察したら足元がいたるところ

掘れまくっちゅう！

こりゃイノシシが筍の出てくる前のがを、

食べまくっちゅうがよ。

山を段々と上ると大きな岩が見え始めた。

ほぼ頂上に近いところまで登ってきたが、

こんな山奥にも段々畑があって、

昔は芋を作りよったり、水の近くは稲も作りよったらしい。

昔の人はえらいちや！

さて、ワシんくの境界線を探そうかねえ～！

といいよったら早速一番下の杭があったぜよ！

こんな杭を境界線の角々に何本も打っちょって

解りやすいと思うけんど、これがなかなか探すに一苦労じゃ。

15年ぶりじゃけ、山の木の状態も変わっちょって

ほんまに探すにわからんぜよ！

あちこち探して見つかったところの近くの木に

小さなヒモで印をつけて回るがちや。

2時間ばあ作業をしたらほぼ全部解ったがぜよ！

あのおんちゃんと山師らあ知らんずつ嘘をついちょらね！

ワシんくの山は、昔お爺さんが杉が好きじゃったけ

杉ばっかし植えちょって、値打ちがないぜよ。

まだ50年ばあしかたってないけ、

全然使いもんにもならん。

杉も桧も100年ばあたたんと値打ちがないけ、

ワシの孫の代が年がいたころにやっと使えるけんど

そのころにはどうなっちゅうろうねえ！

我が家の植林畑の一番上には夫婦岩といって

とてつもなく大きな岩が２個並んであるがよ。

地名も夫婦岩じゃちゅうて、昔から有名らしい。

15年ばあ前に登って来たころには、

この夫婦岩の場所でエビネ蘭の群生地があって、

数本取って来たけんど、今は一本も無かったぜよ。

けんどこの夫婦岩、髙さが7～8ｍほどあって、しかも絶壁。

クライミングにはちょうど良い大きさで

こんな岩が麓にあったらさぞお客さんが来るろうにねえ！

と思うがじゃった。