柑橘類の酸味
本年度(2005年秋から2006年春まで)収穫された柑橘類は、
酸味がある?という評判が出ています。
市場でも酸味を感じる柑橘類は敬遠され、
安く買い叩かれる傾向があります。
昨年の夏はご存知のように大干ばつで、四国の水瓶「早明浦ダム」の
貯水率が0%になったと、夏休み中放映されていました。
その後の秋の少雨も重なって柑橘に送られるはずの水分が不足し、
果実から水分を取り戻し樹体維持に努めた木が殆どでございました。
そのため、水分ストレスが以上に起こり果実の充実を早めてしまい、
酸味が抜けぬまま収穫となりました。
平年ですと収穫前には必ず相当の雨が降るので、
収穫前には酸味も抜け程よい甘さと相まって
バランスの取れた美味しい果実に仕上がるはずでした。
しかし今年はこんな状態だったので、子孫保存には平年より
大事に行われたと思います。
いわゆる果実と樹が種を残すのに最大限に
自分の持っている力を出したと思われます。
そのため、酸味が強く感じるほど残っているのです。
でもご安心ください。
この果実は酸味があるということは、非常に日持ちがして
しかも酸味が取れれば凄く美味しくなるのです。
その酸味の取り方ですが、
電気カーペットの上や、コタツの中で暖めたり
お風呂に入れて温めたりしても取れます。
要するに気温が高い状態を数時間続けば
酸味が取れる訳です。
是非試してください。
きっと美味しくなりますよ!