摘果作業の難しいところ
摘果作業の難しいところ!
日本の栽培方法で一般的に柑橘類は、摘果作業(実の間引き)を行います。
特に文旦などの大型柑橘類は、必ずといって必要です。
理由は大型果実を作る必要があるからです。
5月の人工受粉を行なった実は、活着が良ければかなり多くの実がついています。
その沢山成っている果実から、消去法で悪い物から順番に除けていきます。
変形の物(右端)、平均より小玉な物(右より2番目)、
黒点などでキズの付いたもの(左より2番目)などを除けていきます。
これだけならまだ解りやすいし簡単なんですが、
文旦ならではのサイズ(2L〜3L)を収穫しょうとすると、
枝葉の勢いを見ながら数を調整しなくてはなりません。
葉数に対しての実の数(1個に対して100枚〜120枚)が決まっているので、
どれを残すかにより秀品率が決まってきます。
贈答用の高価な果実を多く収穫したいので、
選別に選別を重ねて1個の文旦が出来上がるのです。