小夏の美味しさをぎゅっと搾って
土佐小夏の搾汁作業!
土佐小夏といえば、さっぱりとした爽やかな酸味が特徴ですよね。
そのままの美味しさをいろいろな形で、長く美味しく味わっていただくため、毎年果汁を搾っているのですが、ここでざっくりと概要をご紹介。
使用するのはもちろん、白木果樹園で採れた土佐小夏。
シーズンには一足早いですが、美味しい果汁のためにぎゅっと搾っちゃいます。
この時搾った小夏はコンテナ110個分。ほぼ2トンに当たります。
まずは実をよ~く洗ってから。
搾った果汁と一緒に変なものが入ってはいけませんので、入念に洗います。
そして果汁を搾る機械に投入しますが、機械しぼりとはいえ様子を見ながら一個一個投入します。
美味しい果汁をより多く搾るために機械が搾る力を細かく調整したり、いっぺんに多く入れすぎると止まってしまうので様子を見ながら入れるなど、気を使いながらの作業が続きます。
また、この時点までに傷んでいたりおかしな状態の実は取り除かれるようになっています。
小夏はしぼった際に果汁の勢いがとてもよく、実を投入している人にも時折果汁が飛んでくるほどです。
機械から出てきた果汁から砂のうや果肉の粒など(パルプ)をさらに濾し取り、鮮やかな黄色い果汁が出来上がります。
この時点で作業場には爽やかな香りが充満し、朝早くからによる眠気も吹き飛んでどこへやら。
ちなみに、この時に濾しとった果肉の粒などもパウダーに加工されるなど、無駄のない様に使われます。
濾過された果汁は、一滴もこぼさないように慎重に慎重に一袋ずつ手作業で、20リットルの大きいパックや2リットルの小分けでパック詰めされ、その後冷凍で保管されます。
こうして手間をかけて搾汁された果汁は、ソフトクリームやお菓子の味付け、清涼飲料、お酒の割り剤などとしてとっても人気で、生産した分は毎年おかげさまでほとんどなくなってしまう状況です。