うちの〜こだわり〜,  新商品のご紹介

土佐のお日様の恵みから、おいしいジュースができました

白木果樹園オリジナル、文旦と小夏のおひさまジュース

以前、皆様から大変好評を頂いておりました「土佐文旦ジュース”ぶんぶん”」の生産がやむにやまれぬ事情により突如終了となってしまい、早くも一年。

ようやく皆様にご紹介できる新しいジュースが出来ました!

その名も文旦と小夏のおひさまジュース

白木果樹園自慢の土佐文旦、そして土佐小夏の果汁を、それぞれ10%ずつ使用した、とても贅沢なジュースです。

甘さを引き立てるためにてん菜糖を使用していますが、甘すぎになることなく爽やかさを重視した味に仕上がっています。

 

なぜ土佐文旦土佐小夏を混ぜたのか?

多くの方が持たれる疑問かと思います。

白木果樹園の柑橘の中でも、一番生産量があってファンの方も多い土佐文旦と土佐小夏。ですが、旬の時期は一年のうち限られた時期だけ。

なんとかこの味を旬の時期以外にもお届けできないかと、加工については素人ながら様々な方々のアドバイスなどに助けられ、できるだけ柑橘そのままの味を大事にした加工品の開発を目指して試行錯誤をしておりました。

そして、一つ前の「文旦と小夏のコンフィチュール」を作る際のこと。

もともとは他にない白木果樹園らしいものを作ろうと、土佐文旦と土佐小夏それぞれで味を追求し、製造所の方にいくつかのパターンで試作品を作っていただいていました。

試食の段階で文旦と小夏、それぞれそれなりにおいしいコンフィチュールは出てくるのですが、いくつものパターンの試食を繰り返しても今一歩「これだ」と納得のいくものがなかなかありませんでした。

そのうち、試食用のコンフィチュールが文旦と小夏でそれぞれ中途半端に余ってしまい、もったいないし2つを同じ容器に入れて混ぜて食べてみたらどうなるだろう?と興味本位でやってみたところ・・・。

「あれ?これはおいしい」

意外なところで意外な発見でした。

考えてみれば、そもそも土佐文旦と土佐小夏は奇妙な親子関係。

土佐文旦は自然受粉での結果率(きちんとした実の生る確率)が低く、土佐小夏や八朔の花粉を人工的に受粉させることでおいしく実が生ります。

そのため、土佐文旦を育てる農家さんは一緒に土佐小夏を育てている方が多く、白木果樹園の土佐文旦と土佐小夏両方の生産量が多いのも同じ理由からです。

そんな関係だからでしょうか。

土佐文旦と土佐小夏をミックスしたものは、まるでお互いの味を補うかのような、まるでお互いを愛する心があるかのようなやさしく爽やかな味になったのです。

そのミックス効果が明らかになってから、当初以前のままに土佐文旦の果汁だけで作ろうとしていた次期”ぶんぶん”に関しても、自然と「文旦と小夏の果汁のミックスでいこう」という方向に進むようになりました。

 

そうして始まった新ドリンクの開発。

コンフィチュール同様に、土佐文旦と土佐小夏の果汁をミックスするのに一番いいと思われる配合の試行錯誤が始まりました。

配合パターンから一番良いと思うものを選び、そのパターン分けしたものからさらに新たなパターンを試して配合を調整する、ということを三度四度と繰り返して文旦と小夏の味をしっかりと感じられるパターンを見出していきます。

しかもしっかりと味を感じられるために、ただ果汁を多く入れればよいというものでもございません。

文旦果汁100%の「文旦しぼり」や、小夏果汁100%の「小夏しぼり」などご覧いただければわかるのですが、白木果樹園の果汁のみを使用しますので、高価な果汁を多く入れてとてもおいしく出来上がったジュースが、あまりに高くてお客様の手に届きません、では意味がないからです。

また、果汁の量も限られるため大量の生産もできませんので、量的コストダウンにも限界があります。

味の良さ、手ごろさ、適度な量のバランスを追求する日々が続きました。

そしてさらには、せっかく自分たち白木果樹園の果汁を使ってお届けするジュースですので安心も一緒にお届けしたいと、添加物の不使用にもこだわることになりました。

水と果汁以外に使用するのは、てん菜糖の甘みのみ。それもごくわずかに甘みを加えるのみで、ほんの少し使用しているに過ぎません。

まさにぎりぎりのラインでの駆け引きとなりました。

 

そうこうありまして、出来上がりました「文旦と小夏のおひさまジュース

 

文旦果汁10%、小夏果汁10%、てん菜糖と水を加えただけ。

甘さ控えめのさらりとした爽やかな飲み口のジュースが出来上がりました。

以前の”ぶんぶん”が文旦果汁のみで15%でしたので、今回のジュースは全体に対する果汁の合計割合でいえば20%とぶんぶんを上回る高い果汁率となっています。

そして価格は180ml入り6本セットで2,900円。10本セットで4,600円と、なんとか一本当たり500円以内に抑えることができました。

製造本数も今のところ全部で2,000本のみ。

市販の飲料に比べれば非常に高額に感じられるかと思いますが、その製造までの想いや希少性、そしてぜひ一度そのこだわりの味を感じて頂きましたら、きっとご納得いただけるものと自負致します。

 

これからの暑くなる季節。

つめたく冷やした水やジュースが、おいしく心地よい気温や日差しとなります。

炎天下にわざわざご足労頂いた親しいお客様へ。

また、夏休みなどに遠くからお戻りになったお子様や、遊びに来られたお孫様へ。

この「文旦と小夏のおひさまジュース」でもてなしていただき、心身ともに清涼感を感じられましたら、積もる話にも花が咲くこと間違いなしかと思います。

 

7月より発送開始となります「文旦と小夏のおひさまジュース」。

ぜひご用命を賜ります様、よろしくお願い申し上げます。

 

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