どんぐり
どんぐりの木が農道へ倒れてきて道がふさがっていました。
木になったままのどんぐりは最近見ることがなかったのですが、
珍しくこどもの頃を思い出しました。
小学低学年の頃、親父が椎の実をフライパンで炒って
パチンと弾けたところでつまみにして食べていました。
分けてもらい食べると子供心に美味しいと思い、
次の日に友達と連れ立って山で椎の実探しに行きました。
ズボンの両方のパケットに入らないくらいとり
意気揚揚と帰って親父にみせると、
「こりゃ全部どんぐりじゃ!」
とのこと。
ガッカリしたのを思い出します。
その後、椎の実ばかりを採ってきて、小さな油紙袋につめて
椎の実売りやさんごっこをしたものです。
通りかかりの叔父さんが1袋20円で買ってくれて、
友達みんなでお菓子を買って食べた思い出が、
セピア色になって甦えってきました。