グレープフルーツ果汁の搾汁作業!
先日、グレープフルーツの搾汁作業をしてきました。
使用するグレープフルーツは、もちろん白木果樹園で栽培された純国産。
白木果樹園では主にダンカン、マーシュ、ルビーレッド、スタールビーの4種類を栽培していますが、いずれも栽培数はまだ少ないため今回は混合での搾汁です。
携わる人員は、すべて白木果樹園で栽培や販売に関わるスタッフたち。
自分たちが育てたグレープフルーツですので、しっかりとした作業で美味しいジュースを搾りたい!と意気込みは抜群です。
きれいに表面の汚れを落としたグレープフルーツは、搾りやすいようにカット。
また、皮に異常な部分などがあると搾汁の際に余計なえぐみや苦みが入ってしまいますので、この時点であわせてカットしてしまいます。
非常に集中力を必要とし手間と時間のかかる作業ですが、「貴重な白木果樹園のグレープフルーツを少しでも美味しく味わっていただきたい」という想いがありますので、ここは妥協なくしっかりと悪い部分を取り除いておきます。
そして、カットしたグレープフルーツをどの向きで入れたら一番効率よく果汁が搾れるかなどを見極めながら、一個一個丁寧に大型の搾汁機に投入していきます。
せっかくの希少な国産グレープフルーツを効率よく搾る、ということはもちろんのこと、刃物や大型の機械を使うためスタッフ自身がけがをしてしまっては本も子もありません。
危険な部分は事前に共有し目を配り声をかけ、安全に配慮をしながら作業を進めていきます。
ちなみに、世間の風潮としては機械しぼりをせず手搾りにこだわるという選択肢も、もちろんあるかとは思います。
しかし白木果樹園としては、まずは多くのお客様に白木果樹園の柑橘果汁を味わってもらいたいというところを重点に置き、安定して多く搾れるこの大型搾汁機を使用しています。
以前、当園でも手搾りにこだわろうと数人がかりで文旦の搾汁に取り組んだことがあるのですが、搾れる果汁の量に対してかかる手間や人員等がとても多くなりすぎてしまい、また使用した手搾り用の器材も長時間の使用に耐えうるものではなくすぐに壊れてしまうものばかりでした。
結果としては、いくら「国産」で「手搾り」として生産したとしても、コストなどから考えるととてつもない非現実的な高額のジュースとして提供せざるを得ない=お客様の手に届きづらい、という状況となってしまったため、今は断念して手搾りを見合わせているという経緯がございます。
寸胴いっぱいに溜まり、爽やかな香りを作業場に放ち続けるグレープフルーツの果汁。
ここからさらに目の細かいメッシュのふるいにかけられ、種や果肉のかけら(パルプ)を取り除いたサラサラの果汁を、一滴も無駄にしないように気を付けながらパッケージ詰めを行っていきます。
こうして出来上がった果汁は、後日加熱殺菌処理をされて瓶詰のジュースとなり皆様のお手元へと届く形になるのです。
特に今年は、昨年までの500mlビン入りでは「使い切りにくい」というお声を受けて新たに160mlビン入りの100%果汁しぼりシリーズも土佐文旦、土佐小夏、夏ぶんたん、グレープフルーツの4種類で登場。
白木果樹園のスタッフみんなで搾り、またより飲みやすくなった白木果樹園の100%果汁しぼりが、皆様に「美味しい」と喜んでいただけましたら、栽培、そして搾汁作業に携わったスタッフ一同、これ以上の嬉しいことはございません。