カタツムリの被害!
あまり見た目の宜しくない画像はお見せしたく無いのですが、
現実的な事も少し紹介させて頂きます。
この果実は、水晶ブンタンと云って、
文旦類の中では早生系に入り、一番早くから食べれる文旦なんですね。
温室施設栽培の早い物で9月中下旬から収穫され、出荷されはじめます。
この被害果は露地物で、殆ど農薬などを散布してなく、謂わゆる放任栽培。
放任しておくと、ご覧のようにカタツムリ(ウスカワマイマイ)に果皮を齧られて、
見た目の悪い酷い被害です。
もちろん露地物栽培だけでなく、温室施設栽培物も被害に遭います。
下の写真の様に果皮まで綺麗に作るのには、色んな対策が必要になります。
木の元に銅板を巻いたり、ボルドー液を塗ったりしています。
この種類の対策は忌避剤で完璧ではなく、
隙間や草などから這い上がり被害になります。
農薬自体も殺傷できるのが少なく、
あくまで忌避剤(近づくけない)だけの散布になっております。
うっかりしてたら、たった一晩でこの様な被害になり、商品価値がなくなります。
度々細心の注意払い、的確に忌避することにより綺麗なひとつの果実が出来上がります。
色んな苦労の末に、お客様にお届けしている事をご理解頂けたらと思います。