農家がネットを使って売る方法!

農家がネットを使って売る方法!vol.1「きっかけ!」

201611011
白木果樹園はお蔭様で、11月3日にWEBオープン20周年を迎えることが出来ました。

これはひとえに、白木果樹園を愛してくださるお客様方々のお蔭そのもので御座います。

重ね重ねお礼を言わして頂きたいのですが、
農業を志す若い方々のお役に立てればと思い、今まで積み重ねて来た事の一部をお披露目していきたいと思います。

 

まずは、

第一章「ネット販売に取り組んだきっかけ!」

現園主・白木浩一が1981年の春に高校を卒業したと同時に、農家の跡取りとして家業の農業に参入致しました。

 

そのご、1996年11月3日にサイトオープンをする事になりましたが、その前提として高校を卒業と同時に初めた通信販売において困ってしまい、パソコンを購入したのがきっかけで御座います。(高校卒業からネットサイトオープンまでは序章としてあとで記載します)

1994年の冬、当時通信販売顧客が1,000人を突破したころ、手書きで宅配便の伝票を書いておりました。

一日多い時で50枚ほど書いていましたが、複写式の伝票に書くのにはボールペンに力を込めて強く書き込まなければならず、
中指の第一関節付近にボールペンサイズの大きな豆が出来ていました。

しかも、手書きのため時間がかかり夜中の2時ごろまでかかります。

宅配伝票と請求書をセットにもしなければならず、お客様から「前回の請求書と一緒にお願いします!」

と言われて、請求書伝票をめくりめくり・・時間が何倍にもかかっていました。

「こりゃ~!大変だ。なんかもっと解りやすく簡単にできる仕組みはないか?」

と考えた挙句、パソコンを導入するきっかけになった訳です。

当時NECの98シリーズで、MS-DOSというウィンドーズの前の機種で、40万円ほどかかった記憶が御座います。

当時の価格からするとかなりコンピューターの価格が安くなり始めた時期でしたが、結構なお値段ですのでなかなか思い切るのに勇気がいりました。

パソコン自体は殆ど触ったことも無かったので、キーボードなんてマトモに打てず苦戦をしていまいたが、1,000件を超えるお客様の住所と電話番号などを打ち込むうちに段々と覚えることが出来、打ち込み終わる頃には早く打てるようになっていました。

 

あるとき、PCの専門誌を見ていると「パソコン通信で繋がろう!」的な記事とソフトが付いていて、「面白そうだなあ~?」と思い、パソコンショップへ行きモデムを買って繋いだのがきっかけでした。

(当時のモデムは、1200bpsと言って、1秒間に1200ビットを送信できるのでしたが、現在1ギガを送信できると計算すると100万分の1のスピードになり、よくまあ~こんなに遅いスピードと容量の少なさで出来たものだなあ~と感心するばかり。)

まだ、インターネットの技術はもちろんのこと言葉も殆ど聞かなかった時代で、パソコン通信(以下PC通信)が流行っていたわけです。

アマチェア無線が結構流行っていた時期でもあったので、PC通信はまだそんなに普及はしていませんでしたが、PC雑誌では国内でPC通信者が50万人を突破した!と掲載されていました。

翌年1995年春には100万人を突破したということで、半年で50万人増になったので、多分50万人~100万人の間の一人として私も参入したんだなあ~と思った次第です。

PC通信とは、現在でいう「チャット!」や「LINE」の原型のようなもので、非常に似ています。

1995年春には、PC通信で「土佐文旦」の販売をしてみると、数人からの注文や物々交換などで5万円ほど売れました。

当時は、パソコンを家庭に持っている方自体が少なく、パソコンオタクなどと揶揄されていた頃で、家の中に閉じこもり

「何やら訳の分からん機械を触っている!」

という風に見られていた時代で、しかもPC通信は本当に僅かな方がやられて居たように思います。

そんな中、白木果樹園のインターネットでの販売がいよいよスタートする運びとなっていくのです。

 

つづく・・・

 

 

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