アロマオイル

自然な香りのアロマオイルの秘密

白木果樹園のアロマオイルは、自園で栽培した土佐文旦や土佐小夏から抽出しています。

すでに当園の土佐文旦や小夏のアロマを手にされた方はご存知の通り、フレッシュな香りそのままの自然な香りです。

この自然な香りを出すためには、もちろん普通に皮を絞るだけではできません。

ではどういう方法で抽出をしているのでしょうか。

アロマオイルの抽出方法でポピュラーなものといえば、材料を絞って直接油を取り出す「圧搾法」、材料を高温の鍋で煮て水蒸気から油を取り出す「水蒸気蒸留法」などがあります。

しかし圧搾法は新鮮な香りのオイルを抽出することができますが、オイル以外の不純物が混ざることがあり純度があまり高いとは言えません。

また、水蒸気蒸留法は一度蒸発させた水蒸気から油を分離させるため純度は高くなりますが、一度高温に達するために材料の香りからフレッシュさが損なわれることがあります。

白木果樹園の抽出方法は、「マイクロ波水蒸気蒸留法」という水蒸気蒸留法の一種となります。

通常の水蒸気蒸留法と何が違うのかと言いますと、気圧を下げた状態で低温の水蒸気を発生させるため、香りのフレッシュさがほとんど損なわれない事です。

チベットなどの高地に行かれた経験がある方はご存知かと思いますが、気圧が下がれば下がるほど水分の沸点は下がり、低い温度でも沸騰するようになります。

これを利用して、細かく砕いた材料を圧力釜に入れてポンプで空気を抜き、電子レンジと同じマイクロ波で材料を加熱して50℃以下の低温で蒸気を発生させるのです。

こうすることで香りの新鮮味が失われず、また純度も高いアロマオイルが抽出できる、というわけなんですね。

ちなみに土佐文旦の皮25kgに対して、オイルが採れる量は0.5~0.8リットル程。

自園の柑橘のみにこだわって使用しますので、年に数回しか行えない抽出作業では一回の作業で2リットルに満たない程度しか抽出できません。

つまり、とても特殊な製法で抽出された、とても貴重なアロマオイルなのです。

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