実に水晶文旦は難しい!
水晶文旦の美味しさの決めてに、甘み(糖度)があります。
甘みを増す為にする技術は、果汁が入り出した頃に水分ストレス(水を与えない事)をさせます。
水を与えないと、樹体内の水分量が少なくなり葉や果実が濃縮されて糖度が高くなります。
濃縮すればするほど甘くなるので、究極の味わいに近づきます。
しかし、どうしても樹が弱るので、突然枯れ始めます。
樹を生かしながら果実も収穫するのは至難の業。
だから生産者も採算が合わないので、20年前からすると五分の一と少なくなり、高知県下でも十数軒。
貴重な果実と言えます。