秋の味覚vol.4 『無花果』(いちじく)
●クワ科の落葉小高木。果樹の中でもブドウと並んで歴史が古いそうです。原産地はアラビア南部で、日本には17世紀に長崎に渡ってきました。
切り口の白い汁には、たんぱく質分解酵素が含まれているが、皮膚の弱い人はかぶれやかゆみを起こすことがあります。
●健康成分
水溶性のペクチンが多く含まれている。これは食物繊維の一種で、ジャムやママレードをゼリー状に固める作用がある。また、胃から超への食べ物の移動を緩やかにし、糖尿病の予防にも繋がる。コレステロールの吸収をも抑え、結果的に動脈硬化を予防する。
フィシンという分解酵素を含んでいるので、消化を助け、食べ過ぎたかなと思ったときに、一つ食べるとよい。炎症を抑える働きもあり、喉の痛みに効く。
●レシピ
ヨーグルトと合わせて食べると、ほどよく甘くなる。
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今の子供さんや若い方は余り知らないとは思いますが、子供の頃にお腹がすいて裏庭に行くとよく食べていた無花果。
決してすごく美味しいものではないのですが、懐かしい思い出があります。
昨年は夏の天候不順で大きくならず、不作で採れませんでしたが、今年は天候にも恵まれて平年並みに食べられそうです。